14日以降の熊本・大分地震で、九州学院(長岡立一郎理事長、阿部英樹学院長・理事)では、中高の校舎で天井が崩れるなど、被害があり、教職員が対応に奔走している。学校は休校し、今後の対応を検討中だ。

生徒に人的被害はないが、教職員で骨折した人が数人いる。教職員の家屋では全壊、半壊、断水状態などの被害があり、車中泊、避難所泊の人もいる。生徒宅にも被害が予想されるという。
同校では4号館まで校舎があり、1号館は耐震工事を終え、被害は少なかったが、耐震工事直前の2号館以降に、被害があった。内部では壁が崩れるなどして、生徒の立ち入りは困難だ。4号館はガラス面の多い現代的な建築だったたため、ガラス破損の被害が大きい。

2号館建て替えのための仮設校舎があるが、全生徒の使用には足りない。他施設の利用や仮設施設建て増しなど、教室復旧ついても検討中だ。

同学院中高の関口教頭が報告した。

【関連】
オルガン、会堂に一部被害、教師、信徒は避難所にも 日本基督教団九州教区で、熊本・大分教会被害を報告  2016年4月19日
九州ルーテル学院は4月休校 建物一部破損 避難所提供も 2016年4月19日
○支援・物資輸送は計画的に:熊本地震支援に九州の教会一丸 「九州キリスト災害支援センター」立ち上げ 2016年4月19日
福岡市で現地教役者、各支援団体が協力の会合「熊本地震支援のための連絡会(仮)」 2016年4月18日
「熊本バンド」育てた教師宅 「ジェーンズ邸」も全壊 2016年4月17日

▽週刊クリスチャン新聞は電子版も配信(毎号発行日前々週の金曜日)します▽

ウェブ版http://クリスチャン新聞.com/csdb/

電子紙面版http://kotobasha.e-manager.jp/

一部の記事を閲覧できる「無料版」、すべての記事を閲覧できる「有料版」があります。
有料版では紙面版、ウェブ版、オンラインHP http://クリスチャン新聞.com/(速報なども含む)のすべての記事、バックナンバーの閲覧、情報ブックweb版http://クリスチャン新聞.com/jb/の利用ができます。